実に個人的な意見ですが・・・

 江戸川区の名物!

 瑞江に限らず、江戸川区のお土産、江戸川区の名物についてご紹介します。
 以下はほんの一部であり、まだまだ魅力的なアイテムが江戸川区には眠っています。

 場所:瑞江駅前の駅ビル


  【和菓子「きんとと」】


【きんとと】

 江戸川区の名物として世界に誇るお菓子として、知る人ぞ知る有名な銘菓がある。「きんとと」と「小松菜餅」である。作成及び販売するお店は、江戸川区の「優良名物店」として世界で初めて表彰されたという「御菓子所 玄舟庵(げんしゅうあん)」である。

 「きんとと」は、北海道産の最良質のあづきに伝統的な製餡方法で黒ごまを練り込んだ「ごまあん」を、金魚のカタチの生地でやさしく包み込んで黄金色に焼き上げた和菓子。見た目もかわいい。江戸川区は、昔から金魚の養魚がさかんで、今も船堀駅の近くには養魚場がある。毎年7月には「江戸川区きんぎょまつり」が開催され、東京モーターショー等と並んで国内外の注目を集めているという噂もある。各国首脳がお忍びで来場するという噂もあるがお忍びなので実態は不明である。田中金魚点、丸三金魚点など、区内外にも有名な金魚点が多い。なお金魚の養魚であるので、亀戸駅北口の「くいものバー金魚」では当然ながら金魚料理は出てこない。

 もう一つ、江戸川区が宇宙に誇る和菓子としてその名を町内外に知られているのが、「小松菜餅(こまつなもち)」であることは言うまでもない。江戸幕府徳川8代将軍の徳川吉宗(か綱吉か忘れたけど)が、江戸川区きんぎょまつりの開催が待てずに、やむを得ず鷹狩りで我慢した際に献上され、その栄養価の高さと美味しさを絶賛したことにより、「この土地の名前は何だ」「はい、小松川地区です」「では小松菜と名付けなさい」ということで小松菜の名がつけられたそうな。小松菜餅は、小松菜を粉状態にしてお餅に混ぜ込んだ物で、なんとなく小松菜の風味が漂いながらも、和菓子ならではの甘みが楽しめる銘菓である。

 ちなみに著者の母校は都立小松川高校であったが、校内の食堂のメニューの菜っ葉はたしか小松菜であったはずである。どんぶりご飯の上に天かすと生卵をぶっかけてうどんの汁と一緒にかき回して食べるという創作メニューが一部男子の間で流行した時期に学んだ記憶が懐かしい。荒川の緑の堤防が目の前にあり、時計台が青い空と緑の堤防のコントラストで完成ながらも綺麗な学校だった。小松川高校の歴史は古く、大正5年に東京府立の女子校として創立、当時はハイカラな女学生たちが集うちょっとした有名校だった。今でも女子の偏差値は高い。何となく女子の方が力関係が強かったような気がする。今はどうだか分からないが・・・。

 玄舟庵の名物は、上記の「きんとと」「小松菜餅」だけにとどまらない。カステラ生地の人形焼きで北海道産のこしあんと皮のバランスが絶妙な「人形七福」や、小松菜を粉末状にして練り込んだ「小松菜アイス」などもある。人形七福は、亀戸七福神が近いことや、人形焼きが江東区名物だったりすることに関係するかもしれない。普通に美味しい。カスタードクリーム味もある。一方、小松菜アイスは、独特の味覚的な特徴により、好みとなる者を選ぶかもしれないが、ぜひ一度は味わって貰いたい味である。隠れたファンの間では静かなブームを呼んでいるようだ。

 玄舟庵のお菓子たちは、小松川にある「株式会社 江戸製菓」で作られている。江戸製菓は「玄舟庵」として江戸川区内に7件の店舗を展開。瑞江駅前の店舗はそのうちの一つ。定休日は水曜日で、午前10時から午後8時まで。もっとも遅くまで開店しているのが小岩の駅ビル内の店舗で午後9時まで開店。ここでは支払いにSUICAも使える。

 玄舟庵ブランドは地域の皆様に親しまれ、「多摩川駅といえばタマちゃんパン」と同様に「江戸川区のお土産といえば玄舟庵」として定着している。


  【江戸川区きんぎょカード】


【きんぎょカード】

 江戸川区共通ポイントカードを、ぜひ紹介したい。

 一見すると、極めて限られた地域内における仲間内でしか流通しないマイナーで先行きの見えないカードであり、小学校時代に一時的に通貨として流通してすぐに消えた「牛乳瓶の紙製のフタ」を彷彿とさせる存在ではあるものの、たしかに上記のウチのいくつかは否定できないが、それらに決して負けない豊富な特典を持つプレミアムカードがこの「江戸川区共通ポイントカード」なのである。私は勝手に「金魚カード」と呼んでいる。「ハナキンマーク加盟店」ともいう。

 まず特筆すべきが還元率の高さである。100円分の買い物毎に、1ポイントが印字される。5ポイントでマークが1つ完成する。70マークになると「満点カード」と呼ばれ、各種の豪華景品と交換できる。つまりは350ポイントで500円分相当の買い物ができるわけだ。なにゆえに5ポイントを1マークとするかという合理的な理由は不思議に包まれているが、通常は100円=1ポイント=1円分、がカード業界の常識である。金魚カードは非常に利益還元率が高いといえる。

 交換できる対象も広い。満点カード1枚(ポイントで350円相当)で交換できる景品たちを一部紹介しよう。

 魚や 「魚義」  1枚=特製塩サケ2切(¥720相当)
 金物屋「小出金物店」  1枚=軍手2打
 時計店「金宝堂」  1枚=腕時計の電池交換
 和菓子「美奈津」  1枚=おだんご8本

 マイナーリーグ的な雰囲気が漂いまくってはいるが、ここは気を取り直して冷静に判断してみると、還元率の高さに改めて驚くはずである。もっとも還元率の高い、輸入婦人服・バック・アクセサリーのお店「RKワールド」さんでは、満点カード1枚で1,000円分のお買い物ができる。健康食品等も取り扱っており、なかなかオススメのお店だ。(京成小岩駅南口)

 もっと普通の?ものと交換したいユーザーであれば、本屋「みどりや」に行けば、5枚(ポイント1,750円相当)で図書カード¥3,000分と交換できる。

 デザインも、江戸川区特産養魚の金魚をあしらったかわいいキャラクターが人気を呼んでいる。成田空港で、ハワイのバカンスから帰ってきたばかりで、心配顔で出迎えた両親(彼氏ではない)にお土産のマカデミアチョコ(もしくは「きんとと」)を手渡しながら「あーたのしかった!」と言わんばかりのハタチ前後の金魚を彷彿とさせるようなキャラクター設定は、一部の愛好家の間で密かな金魚ブームを巻き起こしている。

 一見して完璧無敵の比類無き「きんぎょカード」ではあるが、「江戸川区でしか使えない」、「しかもなぜか京成小岩駅中心」等の弱点がある。キャラクターのかわいさや、もう後には戻れない江戸川区のポイントカード事業のせっぱ詰まった雰囲気に負けた判官贔屓的な心情も作用しているが、金魚カードはそれらの弱点も自覚しながら、その勢力拡大に努めていただきたい。

 ところで、驚くべきニュースがある。近年、われらが金魚カードに対して、新たなる強敵が登場したのだ。ただでさえ使用範囲の狭いマイナーな(失礼)金魚カードに対抗して、新たに「小岩五中通り商店街振興組合」の「フレンドカード」が誕生した。還元率もほぼ同じで、「満点」システムも同様だ。(もともとは商店街のスタンプシールからスタートしたのだからしょうがないけど)主宰元いわく、「(金魚カードは)導入費用に補助金もなく他商店街との差別化が図れない!」というのがその理由である。

 それぞれに事情があるかもしれないけど、こんな狭い中でケンカしてもしょうがないじゃんと個人的には密かに思いつつも、世界は江戸川区の潜在的な需要に対して必要以上に注目しているのかもしれない。今後の動向に適度に注視したい。