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【きんぎょカード】
| 江戸川区共通ポイントカードを、ぜひ紹介したい。
一見すると、極めて限られた地域内における仲間内でしか流通しないマイナーで先行きの見えないカードであり、小学校時代に一時的に通貨として流通してすぐに消えた「牛乳瓶の紙製のフタ」を彷彿とさせる存在ではあるものの、たしかに上記のウチのいくつかは否定できないが、それらに決して負けない豊富な特典を持つプレミアムカードがこの「江戸川区共通ポイントカード」なのである。私は勝手に「金魚カード」と呼んでいる。「ハナキンマーク加盟店」ともいう。
まず特筆すべきが還元率の高さである。100円分の買い物毎に、1ポイントが印字される。5ポイントでマークが1つ完成する。70マークになると「満点カード」と呼ばれ、各種の豪華景品と交換できる。つまりは350ポイントで500円分相当の買い物ができるわけだ。なにゆえに5ポイントを1マークとするかという合理的な理由は不思議に包まれているが、通常は100円=1ポイント=1円分、がカード業界の常識である。金魚カードは非常に利益還元率が高いといえる。
交換できる対象も広い。満点カード1枚(ポイントで350円相当)で交換できる景品たちを一部紹介しよう。
魚や 「魚義」 1枚=特製塩サケ2切(¥720相当)
金物屋「小出金物店」 1枚=軍手2打
時計店「金宝堂」 1枚=腕時計の電池交換
和菓子「美奈津」 1枚=おだんご8本
マイナーリーグ的な雰囲気が漂いまくってはいるが、ここは気を取り直して冷静に判断してみると、還元率の高さに改めて驚くはずである。もっとも還元率の高い、輸入婦人服・バック・アクセサリーのお店「RKワールド」さんでは、満点カード1枚で1,000円分のお買い物ができる。健康食品等も取り扱っており、なかなかオススメのお店だ。(京成小岩駅南口)
もっと普通の?ものと交換したいユーザーであれば、本屋「みどりや」に行けば、5枚(ポイント1,750円相当)で図書カード¥3,000分と交換できる。
デザインも、江戸川区特産養魚の金魚をあしらったかわいいキャラクターが人気を呼んでいる。成田空港で、ハワイのバカンスから帰ってきたばかりで、心配顔で出迎えた両親(彼氏ではない)にお土産のマカデミアチョコ(もしくは「きんとと」)を手渡しながら「あーたのしかった!」と言わんばかりのハタチ前後の金魚を彷彿とさせるようなキャラクター設定は、一部の愛好家の間で密かな金魚ブームを巻き起こしている。
一見して完璧無敵の比類無き「きんぎょカード」ではあるが、「江戸川区でしか使えない」、「しかもなぜか京成小岩駅中心」等の弱点がある。キャラクターのかわいさや、もう後には戻れない江戸川区のポイントカード事業のせっぱ詰まった雰囲気に負けた判官贔屓的な心情も作用しているが、金魚カードはそれらの弱点も自覚しながら、その勢力拡大に努めていただきたい。
ところで、驚くべきニュースがある。近年、われらが金魚カードに対して、新たなる強敵が登場したのだ。ただでさえ使用範囲の狭いマイナーな(失礼)金魚カードに対抗して、新たに「小岩五中通り商店街振興組合」の「フレンドカード」が誕生した。還元率もほぼ同じで、「満点」システムも同様だ。(もともとは商店街のスタンプシールからスタートしたのだからしょうがないけど)主宰元いわく、「(金魚カードは)導入費用に補助金もなく他商店街との差別化が図れない!」というのがその理由である。
それぞれに事情があるかもしれないけど、こんな狭い中でケンカしてもしょうがないじゃんと個人的には密かに思いつつも、世界は江戸川区の潜在的な需要に対して必要以上に注目しているのかもしれない。今後の動向に適度に注視したい。
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