瑞江にあるインド系の学校

 インド系インターナショナルスクール

 瑞江の住宅街にあるインド系の幼稚園と学校。
 楽しげにあそぶ子供達がいます。


 場所:東京都江戸川区南篠崎3丁目


※注 (ホームページが英語だったので詳細は違うかもしれません)


【近くの神社(関係ないけど)】

 瑞江地区には、幼稚園もたくさんある。暁(あかつき)幼稚園、明聖第三幼稚園、西部地区には、ルンビニー学園幼稚園など。中でも暁幼稚園はとても人気が高く、入園のためには、前日の夜からテントを張って並ばなければいけないとか、発表会用にとても立派な衣装を作る(お母さん方は、これで裁縫技術が上がるらしい)とか、いろいろと「すごいなぁ」という噂をよく耳にする。実際に、ある寒い冬の日の朝に、ジョギングで幼稚園の前を通りかかったときに、40人くらいの人たちが門の前で行列を作っていたことがある。広い敷地で、瑞江地区を代表する幼稚園であることは確かだと思う。

 今回の話は、同じ幼稚園でも、インターナショナルスクールの幼稚園の話だ。瑞江の東部地区に、インド系のインターナショナルスクール(Global Indian International School)がある。調べてみると、幼稚園から高校までの教育課程があり、児童生徒約150人が通っているそうだ。瑞江の閑静な住宅街の中にあり、我が家からも徒歩5分程度。行きつけのスーパーマーケットの近くにある。フェンスの向こう側で楽しそうに遊ぶインド系の子供たちを見ながら、「どんなところかなあ」と不思議に思っていた。

 江戸川区にはインド人の方が多い。1200人くらいのインド人の方が暮らしているという。ITや金融関連のビジネスマンの家族が中心だそうだ。インド人会の会長さんが西葛西に住んでおり、その方がインド人技術者の方々の世話役を務めていて、知らず知らずのうちに周囲にもインド人の方が増えていった・・・という記事を読んだことがある。瑞江の駅ビルの中にもインド料理屋さんがある。孤児的にカレーは大好きで、出張が多かった時代には、coco壱番屋というカレー店によく通ったものだし、週末にたまに作る私の得意料理はカレーである。タマネギを炒めて、ジャガイモ、人参、しめじ、エリンギなどを豪快に炒めて作るカレーは美味しくて、無限におかわりが可能である。もう一つの得意料理は、親子丼である。この2種類しか作れない私ではあるが、料理に関しては、また別の機会に紹介したい。




【近くの市民農園】

 さて、ホームページ等によると、この学校の授業はすべて英語。午前中のみで終わる幼稚園課程と、午後3時まで授業がある小中高校(に該当する)課程に分かれている。小中高校課程は12クラスに分かれており、小学一年生に該当する「Std1」から中学2年相当の「Std8」と、Std9からStd12(中学3年から高校3年)。最低入学年齢(「Std1」は3/31時点で5歳)は設定されてるけど、年齢を問わず、学力に応じてクラスが分けられているようだ。(http://www.giisjapan.org/)

 インドの人たちが教育を重視するのには理由がある。インドには身分制度「カースト制度」の名残が今も強く残っており、一般の人々が出世するには、猛勉強して有名大学で学ぶことがほぼ唯一の手段。結果として非常に厳しい学歴社会になっている。「インドの小学生は19×19を暗記できてすごい」というレベルではなく、高い語学力、物事を論理的に考える力など、非常に高い総合的な「学ぶ力」が求められている。

 一方の日本では、「ゆとり教育」の影響もあり、子供たちの学力が低下しているそうだ。「将来は母国のインドに戻りたいけど、現地の子供との学力差が心配だ」というインド人の親御さんや、「基礎的な高い学力を国際レベルで身につけさせたい」と思う日本人の親御さんもいる。実際、10人ほどの日本人の児童生徒も通っているという。

 この学校は「各種学校」という位置づけであり、義務教育学校では無いため、日本国内では学歴としては認められない。ただし、高校相当の教育課程を修了すれば、国際的に認められている大学入学資格「国際バカロレア資格」を取得できる。

 「国際バカロレア資格」は、個々の国独自の教育制度に依存しない大学入学資格。122か国以上で認められている。日本でも、およそ300校で入学資格として認められている。文科省のホームページによると、平成17年時点での日本の大学数は国公立私立含めて726校だそうだから、ほぼ半分。上記資格の主催団体のホームページを確認したところ、私の知っている主要な大学はほぼカバーしていた。(http://www.ibo.org/)





【ツツジの花。まだ咲き始めの頃】

 ちなみに、江戸川区のお隣、江東区にも、インターナショナルスクールがある。教育の内容にばらつきはあるかもしれないが、憲法でいう「教育を受けさせる義務」が対象とする学校は、必ずしも義務教育学校である必要はない。学ぶ環境は、その子にとって非常に大きな影響を及ぼす。国際的な夢を持つ友達もいるかもしれない。幸せの定義は人それぞれだけど、学校での学び方にも多様な選択肢があったほうがいいと思うし、それを受け入れられる社会があってもいい、と思った。

 2007年4月、文科省が全国の高校3年生を対象とした学力テストの結果を公表した。記述式問題が苦手で「自分の意見が伝えられない」という批評のある一方で、アンケート回答では、「勉強が好き」が22%に、「授業が分かる」が41%に改善したそうだ。「ゆとり教育で学力が下がった」という批判もあるが、学校の先生方が現場で頑張る姿が、子供たちにプラス方向の影響を与え始めているのかもしれない。

 さて、今現在、我が家の男の子は二人とも幼稚園の入園前。人に対する優しさと、温かみを持った人間に成って欲しいと願う気持ちは負けない。彼らの成長にとって最高の環境を与えたいと思うのも親心だが、どんな環境でも立派に生き抜いて、優しさや温かさを忘れない人になって欲しいと願っている。教育が、学校も大切だけど、基本は親子関係であり、それは対話だと思う。私は前述の通り、カレーライスと親子丼を作るが得意だし大好きだ。ちょっと話がずれたところで、今日はこのへんで。